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あしがらの里へ秋の花見 (2015/9/16)



 8月に河村城址公園からアサヒビール神奈川工場までウォーキングしたが、この時に時間の制約からスキップしてしまったので、穴埋めウォーキングに出かけてきた。



 マイカーを南足柄市運動公園の駐車場に停めて出発。この公園の東面した斜面には、一面にリコリス(彼岸花)が咲くというので人気のスポットだ。

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 群生している彼岸花は3分咲きほどの開花状況だったが、写真のように妖し過ぎるこの花は、宗教的な雰囲気のする「曼珠沙華」という名前が似合っている。



以下は、ネット上の記事から引用した現実的な情報。



彼岸花にはアルカロイドという毒があるため、「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」などと呼ばれています。その反面、でんぷんを多く含んでいるため食用可能で、毒は水にさらすと抜けるため、昔は飢餓に苦しい時に毒を抜いて食用にすることもあったそうです。田んぼの畦道に彼岸花が多いのは、その毒でモグラや野ネズミを防除するためだけではなく、飢饉に備えて植えたという説もあり・・・(以下省略)


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写真はこの後に行った「酔芙蓉農道」近くで撮ったもの。この辺りの田んぼの畦道には、ほとんど例外なく彼岸花が咲いていて、収穫を間近にした稲穂との対照が秋を彩っていた。



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 南足柄市運動公園を出て「怒田配水池」のある高台に出ると、南西の方角に箱根連山を背景にして、アサヒビール神奈川工場が見える。先月は工場の構内に入り見学までしたが、このように遠景で望むと改めて工場の規模の大きさが感じられる。



 高台から集落のあるところまで下りると「慶傳寺(けいでんじ)」という立派な構えの寺が見えた。臨済宗円覚寺派とある。



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 山門には阿吽の金剛力士像が左右に配置されていて、その裏側には「東方持国天」と「南方増長天」が悪鬼を踏みつけたポーズで、この寺を守護しているようだ。山門の天井には曼荼羅図が描かれていて、この山門だけで十分に仏教の世界を醸し出している。

keidenji_agyou.JPG  阿形像
keidenji_ungyou.JPG 吽形像
keidenji_touhou.JPG 東方持国天
keidenji_nanpou.JPG 南方増長天

 花見ウォークに戻り、次は南足柄市怒田(ぬだ)の里道の道祖神と彼岸花。



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 沿道に群生していたルコウソウ



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 花見のラストは、南足柄市千津島地区の「酔芙蓉農道」を歩きながら酔芙蓉、ヒメヒマワリ、黄色の彼岸花を観賞する。



suihuyou_pink.JPG ピンク色の酔芙蓉
suihuyou_pink_.JPG 八重咲きの酔芙蓉
hime_himawari.JPG ヒメヒマワリ
licorice_yellow.JPG 黄色いリコリス



 今回は、里道や田んぼの畦道に咲く秋の花を観賞したが、次は山野に咲く花を見に行こう。春に劣らず、秋も絶好のお花見シーズンだ。




初秋の大野山ハイキング (2015/9/11)

 台風18号による大雨が関東地方の一部に甚大な水害をもたらしているというニュースが続いていたこの日、予定していた月例の山歩きに出かけてきた。目的地は西丹沢の大野山。西丹沢にも200ミリを超える雨が降り、ハイキングコースが荒れいてるのではとの心配からか、参加者は半数だった。

空を見上げると、台風一過とはいかず雲が多いが、まずまずのハイキング日和だ。しかし、初秋とはいえ蒸し暑さが残っていた。

 

 例年4月29日に催されるイベント「大野山開き」で歩いている「地蔵岩ルート」は、大雨の影響が心配されたので、「深沢林道ルート」にコース変更して登ることにした。このルートは、県営の「大野山乳牛育成牧場」へと通じるルートとして林道が整備されていて、最も安全なルートだ。

大量の降水があったせいか、林道脇に流れ落ちる沢水の量も豊富だった。



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 水飲み場には「延命水」と書いた小さな木製の案内板がある。水汲み用に渡されている竹竿に小石が詰まっていて流れが悪かったので、取り除いてあげた。



 



 上りが続くルートなので大汗を流しながら、のんびりと2時間近く歩いたところで、「共和特産品紹介所」に到着。平日はクローズしているらしく無人だが、ここでひと休みさせていただいた。



 休憩していると、我々がようやく登ってきた道を、軽やかなステップで駆け上ってくる女性が一人。そのパワーに敬服。

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 大野山乳牛育成牧場管理事務所の入口を経て山頂を目指す。



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 牧場に由来して設けられた「まきば館」に到着。時刻も午後1時近くになってしまったので、ここで昼食をとることにした。館内は無人で貸し切り状態、清掃などは行き届いているようで、トイレも清潔だった。自動販売機は牛乳とコーヒー牛乳しかなく、スポーツドリンクを補充することが出来なかったのが残念。



近くの牛舎には、乳牛が数頭いた。ここ大野山乳牛育成牧場は、今年度末(2016年3月)をもって廃止されるとのこと。県内の酪農家を50年近く支援してきた事業も打ち切りと決まったようだ。バブル経済崩壊以降、官民一体で進められてきた事業を見直して、完全民営化もしくは事業廃止など選別が進む。やむを得ないこととは思うが、ここ「まきば館」を含めた大野山乳牛育成牧場が廃墟にならないよう願うばかりだ。

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 頂上までの展望ルートから南を望むと、足柄平野の広がりの中を酒匂川が蛇行して流れる様子が見える。

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 大野山山頂で記念写真を撮る。(筆者は含まず。)



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 立ち入りが制限されているらしいロープをくぐり抜けて牧場の一角に下り立ち、丹沢湖の写真を撮る。洪水期(夏期を中心に洪水に備えダムの貯水率を一定程度下げて、余裕力を持たせておく期間)にもかかわらず、ダム湖には茶色く濁った湖水が満ち、三保ダムが放水を行っている様子が見える。



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 帰路はJR御殿場線「谷峨駅」を目指して、「湯触(ゆぶれ)ルート」の下りを歩く。



 初秋とはいえ、まだハイキングの季節には早いのか、行き交うハイキング客にも出会わず、ルートを独占して歩いた一日だった。



 谷峨駅まで着くと、路線バスがやってきたので、急いで乗り込み小田急電鉄「新松田駅」まで戻り、解散となった。