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大井町の山田盆地ウォーキング (2016/1/23)

 午後には雪も降るかとの天気予報だったが、かながわトラストみどり財団主催のウォーキングイベント「プレート境界と箱根火山噴火の痕跡を訪ねる」は予定どおり行われた。この日の天候は、どんよりとした空模様で気温も低いが、雨さえ降らなければウォーキングには適当な寒さといえる。

 ウォーキングはJR御殿場線上大井駅に集合してスタートする。この日の引率は「おおい自然園」の園長さん等が3つのグループにわかれた参加者(29名)をガイドしてくれた。

 案内に記されたコースは、

上大井駅~メガソーラー「きらめきの丘おおい」(火山灰層露頭)~足柄いこいの村~四季の里(直売所)~農村公園(昼食)~ブルックス展望台~ブルックス直売所~相模金子駅

となっている。



rootmap.jpg


 午前9時半に上大井駅を出発、最初の目的地「きらめきの丘おおい
」を目指してスタート。1時間ほどのんびり歩いて、大井町の南東部・曽我丘陵の一角に位置する太陽光発電設備に到着。



 事業主は小田原に拠点を置く地元企業「株式会社 古川」、創業百周年を迎えたという地元の老舗燃料販売企業。発電設備は一昨年3月から稼働を開始しており、最大発電容量は2.12メガワットとのこと。建設用地は大井町から公有地の提供(貸借)を受け、20年の事業期間としている。大井町との共同事業とも言える。



 さて、ここを目的地としたのは太陽光発電設備の見学ではなく、建設に先立って造成工事中に発見された断層が保存されていて、これが6~7万年も前の箱根火山の噴火の痕跡をとどめており露頭と呼ばれていて、これを見学しようというものだった。



 この露頭に見られる火山灰層は、40万年といわれる箱根活火山の歴史で最後の大規模噴火とされる約6万6千年前に降り積もった軽石と火砕流の痕跡を示すもので、その上には約3万年前に噴火した富士山の火山灰も堆積しているという。
kiramekino_oka.JPG




 「おおい自然園」の一寸木
ちょっきと読むそうです。次の写真の方。)園長の30分余りに及んだ地質や地層に関する熱心な解説は、残念ながら素人には俄に理解し難かったが、太古の昔に箱根山の噴火により発生した火砕流が、この地はもとより神奈川県内の広範囲を覆い、噴石のうち軽石は東京方面まで飛んだという話には見学者一様に驚いていたようだ。

tisou.JPG



 ここ曽我丘陵の西側は、「国府津松田断層」という活断層があるということはよく知られているが、箱根火山の活動の痕跡を間近に見て、今立っているこの大地も普遍のものではないと改めて実感させられた。



 


solar_panel.JPG

 ところで、太陽光発電設備の説明はほとんど行われなかったが、施設見学は申しこめば対応していただけるそうなので、いずれ機会があるだろう。



 大井町には、この「きらめきの丘おおい」の太陽光発電設備の他、昨年稼働を開始した「足柄大井ソーラーウェイ」という県下最大級のメガソーラーが同町の篠窪地区にある。後日談だが、3月に篠窪地区を歩く予定があるので、大井町の担当課を通じて相談していたら、事業主体のJAG国際エナジー株式会社という会社の担当者から電話があり、快く見学の申し込みを受け入れていただいた。

 

 見学を終え曽我丘陵の稜線まで登ると間もなく「いこいの村あしがら」の隣り合わせにある農産物直売所「四季の里」に到着し、ここで昼食タイムとなる。



shikino_sato.JPG



 近くには、「おおいゆめの里」がある。ここは、約19ヘクタールを対象地域として、荒廃しつつある山林を身近な里山へと復元させる活動を行う場所、と紹介されている。

yumeno_sato.JPG

 ゆめの里の南東側の農道を下り、山田地区へと歩を進める。山田地区には勝利川~菊川という小河川が流れて盆地状の山田地区に小さな扇状地を形成している。これら小河川は酒匂川に合流することなく、森戸川水系として相模湾に流れ下っている。




 途中で立ち寄った「了義寺」という古刹で、罠にかかって捕らえられたイタチを見た。狭い檻の中で落ち着かない表情だったが、皆にカワイイとの評価を受けてカメラのシャッターを浴びていた。



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 山田盆地を囲む西側の稜線に登り、「ブルックス大井事業所
」(旧大井第一生命館ビル)に到着。早速エレベーターに分乗して18階建ての社屋の屋上に出て周囲を望む。





panorama.JPG

 直下に開けているのが山田盆地。写真では右側(西方面)に展開しているのが足柄平野だ。天気が良ければ、相模湾はもとより大島など伊豆七島も見えるという。

 

 北を望むと東名高速道路の先に表丹沢の稜線が見える。



north_view.JPG



 東には、大井町篠窪地区にある富士見塚周辺の丘陵。

east_view.JPG

 西は、足柄平野の向こうに箱根山の外輪山が望める。



west_view.JPG



 屋上での展望を終えて、別棟にある直売所の無料試飲コーナーで「モカ」をいただく。

tea_time.jpg

 今日の日程はここで終了となり、JR御殿場線・相模金子駅まで歩いて帰途についた。

 寒い一日だったが、防寒ジャケットの内側は汗で結露していた。


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